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内部統制(ないぶとうせい)システム
内部統制(ないぶとうせい)は、適正な財務諸表を作成し、法規の遵守を図り、会社の資産を保全し、会社の事業活動を効率的に遂行することを目的とします。すなわち、社内で各業務処理をするに当たってのチェック機構であり、具体的には職務分掌と職務権限により記述された内容により達成が図られるものです。内部統制は、意識的、無意識的なミス、誤謬、不正を未然に防ぎ、あるいは早期に発見し、以って社内のデータの正確性、安全性を保証するとともに会社財産の保全、効率的運用を図るものです。

一方、内部統制は実際の運用においては複数の者によるチェック、部門間の相互チェックなどのいわゆるダブルチェックを基本としますので、人数を要するとともに機動性を欠くことになる一面もあります。
内部統制制度は一般的に次の3つに分類され、それぞれ次の様な意味を持っています。
1 内部牽制(けんせい)制度
社内における処理を合理的に分担することにより、ミス、誤謬、不正などを未然に防ぐための仕組み、特定の人または組織に業務が集中することを回避することを意味します。
2 会計管理制度(会計統制)
正確な会計記録を適時に作成するための制度。帳簿組織を合理的に整備運用することを中心とし特に補助簿を利用した消し込み管理などが重要となります。
3 内部監査制度
内部監査を専門とする他の部門から独立したスタッフ組織により行われ、経営目的からみた重点事項を集中的にチェックし発見するためのものです。
★中小企業の場合は人的・資金的制約があるため、上記2の会計管理制度によるチェックが現実的と思われます。