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不正防止とアカウンタビリティ
金額の大小を問題にしなければ、ほとんどの会社で不正が行われているのをご存知でしたか?
特に中小企業は人もお金ももないため、十分なチェックもできません。
それで、いつ不正が発生してもおかしくない状況にあります。
でも、不正が起きるのは、不正ができる環境を放置している経営者の責任なのです。
「担当者を信じているからチェックをする必要がない」
と言うのは大間違いです!
信じているからチェックをして担当者の業務責任から開放させてあげるのです。
もし、本当に泥棒がはいってお金を盗まれたら、真っ先に疑われるのは経理の女の子なのですよ!
かわいそうです。
中小企業のチェックの仕方
会社の不正を防いだり見つけ出す方法を内部統制(ないぶとうせい)といいます。
大企業であればヒトもおカネもあるのでいくらでもチェック体制をつくることができますが、
中小企業の場合はそうもいきませんよね(ノ_-)
奥さんや家族が経理をされていればそう問題もおこらないと思いますが、
第3者が経理をされている場合は最低限のチェックを実施する必要があります。
その経理担当を信じていないからチェックをするんではないですよ!
信じているからこそチェックをして、その担当者の抱える心配から開放してあげるのです。
内部統制制度は一般的に次の3つに分類され、それぞれ次の様な意味を持っています。
1 内部牽制制度
社内における処理を合理的に分担することにより、ミス、誤謬、不正などを未然に防ぐための仕組み、特定の人または組織に業務が集中することを回避することを意味します。
2 会計管理制度(会計統制)
正確な会計記録を適時に作成するための制度。帳簿組織を合理的に整備運用することを中心とし特に補助簿を利用した消し込み管理などが重要となります。
3 内部監査制度
内部監査を専門とする他の部門から独立したスタッフ組織により行われ、経営目的からみた重点事項を集中的にチェックし発見するためのものです。
★中小企業の場合は人的・資金的制約があるため、上記2の会計管理制度によるチェックが現実的と思われます。
アカウンタビリティ
他人(委託者)の財産や資金の管理・運用を任されたもの(受託者)は、誠実に管理・運用をしなければならない義務を負う。受託者は自らの職務を忠実に果たしたことを示すために、管理・運用活動について帳簿に記録し、その帳簿に基づいて報告書を作成し、委託者に報告しなければならない。そして委託者がその報告書を承認することによって受託者の責任が果たされた(免責された)ことになる。
つまり、アカウンタビリティとは、職務あるいは行為の免責の為に説明を与えかつ回避する義務
『平等』とアカウンタビリティ《垂直的/階層的》
「上下関係あるいは階級システムという仕組みには必ず力の関係が生じ、この力の関係で、力を持つ者が力を持たない者にその正当性を説明する責任を果たすことにより実質的な平等が成立する」(下位者から上位者への説明責任もある)
    例えば、部下が上司に報告するのは、部下が上司から権限の委譲を受けたことに対する説明責任であり、上司が承認してはじめてその職務を果たした(免責された)ことになり、自発的にかつタイムリーに報告することが求められます。
    他方、上司は部下に対して、組織上の力(権限、権力、支配力等)を行使できる強い存在であるため、指示する業務内容の有効性、正当性、必要性を説明することによって、部下を納得させる義務が生じるのです。
    会社という階層組織における上下関係の中で、上司から部下への説明責任および部下から上司への説明責任が相互に果たされることにより、上下関係の平等性が確保されると考えられます。